仏検3級 合格一直線

実用フランス語技能検定試験(仏検)にチャレンジしませんか。学びはじめて間もない入門者対象の5級から、ビジネスレベルでの高度な能力を求められる1級まで7段階あります。ここでは「基礎の総まとめ」と位置づけられる3級合格をめざします。文法、語彙、表現など、さらに上をめざす人たちに欠かせない内容がぎっしりつまっています。
フランスの試験DELF・DALF(フランス国民教育省認定のフランス語資格試験)をめざす人たちにも、まず仏検3級でこれまで学んだフランス語を整理することをおすすめします。
仏検公式サイト  https://apefdapf.org/
試験問題ダウンロード(仏検公式サイトより) https://apefdapf.org/dapf/presentation/exemples#3


(1)どんな問題が出るの?

仏検公式サイトに、2011年度秋季試験問題が公開されています。筆記試験の問題は全9問、聞き取りが3問。解答はマークシートが中心で、一部語句の書き取りがあります。

■筆記試験
1 日常表現の穴埋め問題 語句の書き取り
2 動詞の活用 書き取り
3 代名詞の穴埋め問題 マークシートでの選択
4 前置詞の穴埋め問題 マークシートでの選択
5 語句を並べ替え文章を完成させる マークシートでの選択
6 会話文の穴埋め問題 マークシートでの選択 
7 語句の穴埋め問題 マークシートでの選択
8 文章を読み意味を理解する マークシートでの選択
9 会話文の穴埋め問題 マークシートでの選択
こうしてみると、ほとんどが穴埋めで、マークシートの選択問題です。6と9はどちらも「会話文の穴埋め問題」です。6は会話の決まり文句や定型句の問題。9は文法が問われます。


■聞き取り試験
1 会話の穴埋め問題 書き取り
2 聞き取り内容にふさわしいイラストを選ぶ マークシートでの選択 
3 会話の内容を理解する マークシートでの選択


(2)筆記試験 どの問題からとりかかるか?

配点は各問1点~2点で、大半が2点です。配点の高い問題は、時間をかけてじっくり解きたいところですが、仏検は問1から順にとりかかればよいでしょう。あるいは、かつて私が担当したRさんのように「書き取りは苦手だからあとまわし」というのもOK。マークシートで回答する選択問題を解いているうちに、答えが浮かぶ?かもしれません。ただし、問1から順に解答しないときは、くれぐれも解答用紙の欄をまちがえないようにしてください。

(3)聞き取り試験 問題文とイラストは最大のヒント

聞いた内容が理解できるのか、と不安に思う方もおられるでしょう。試験会場でちゃんと音が聞こえるのか、小さすぎて聞こえなかったらどうしよう、などと考えてしまうもの。こうした不安をとりのぞくためにも、問題文やイラストをしっかり見てください。そうすることで、聞き取りはどんな内容なのか、どんなシーンか、などが想像できます。特に問題文を読むと、内容を理解するキーワードが見つかります。これは大きなヒントになります。


(4)プライベートレッスン 仏検3級対策 実施しています

A :いっしょに試験対策問題を解きながら、弱点をなくしていく方法
B :ご希望の内容や目的をあらかじめおうかがいし、実施する方法
日時を調整し、アメリカ村でのレッスンもしくはオンライン(Facetime LINE など)で行います。2,000円(1時間・税込)お問い合わせください。

ご質問・お問い合わせはこちら

受講者の仏検3級 合格体験記  Mさん(絵画教室主宰)

仏検3級は自分には無理だと思っていましたが、りき先生に「トライしてみませんか?」と背中を押していただきました。「ここ試験に出ますよ」という文法のツボや、語学学習の仕方を細やかにアドバイスしてくださいました。楽しく、でも馴れあいになることなく、熱心なご指導のおかげで、無事3級に合格することができました。絵本の仕入れ等で渡仏経験も豊かな先生に、パリの歩き方も教えていただいています。これからも、りき先生と楽しくフランス語を学び、DELF A2を取るのが目標です。

(5)さぁ、合格に向けて練習をはじめましょう
このサイトでは随時、合格に必要な表現や単語、文法事項を整理します。すでに受験準備をされている人、これから準備にかかる人に役立つ内容をめざします。

■日常表現を覚えよう
仏検に出題される問題は、使いたい・使ってみたい表現が満載です。ぜひこの機会に覚えて、口から出るようにしたいです。
(  )内の文字は、単語の1文字目です。
1 Ça va (c     ) ça ? これでいいかな?
2 Pas de (p      ). 問題ないよ。
3 Un (i       ), s’il vous plaît. ちょっと待ってください。
4 Je rentre en (      ). 地下鉄で帰ります。
5 A (t     ) à l’heure またあとで。

【回答】1. comme 2. problème 3.instant 4. métro 5. tout


■動詞の活用はとにかく繰り返そう
会話内に登場する動詞を正しく活用させ、記入する問題です。基本中の基本、直説法現在の活用を覚えましょう。まずは規則動詞(-er動詞 -ir動詞)とよく使う不規則動詞からはじめましょう。
ネットで活用練習ができる教材を見つけました。
大阪大学サイバーメディアセンター・岩根久氏による「活用虎の穴」 
http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~iwane/katsuyo/index.html
神戸大学フランス語学習サイト「フランス語動詞活用表」音声で学べるQuizletにリンクします http://www.litterature.jp/numerique/verbe.html

入力では、活用がスラスラできるのに、いざ書くとなると進まない人がいます。キー入力に慣れた人たちには、試験2か月前くらいから以下15の動詞の活用は、書いて覚えることをおすすめしています。直説法現在と直説法現在の命令法は、スラスラ書けるようにしてください。
  avoir 
  être 
  pouvoir
  vouloir 
  devoir 
  aimer 
  préférer 
  savoir 
  faire 
  aller 
  venir 
  prendre 
  se dépêcher 
  se lever 
  s’appeler