さよなら、ジャン=ピエール・バクリ
フランスで人気の高い脚本家で俳優のジャン=ピエール・バクリ(Jean-Pierre Bacri)が、亡くなりました。69歳でした。脚本では、監督で女優のアニエス・ジャウィ(Agnes Jaoui)との共同執筆で、ヒット作を連発。セザール賞最優秀脚本賞をたびたび受賞しています。日本で公開された作品では、俳優としても出演した『家族の気分(Un air de famille)』(監督:セドリック・クラピッシュ)『ムッシュ・カステラの恋(Le Goût des autres)』(監督:アニエス・ジャウィ)などがあります。最後の脚本となった映画<Place publique>(監督:アニエス・ジャウィ)では、脚本とともに若作りが痛々しい元人気司会者ぶりに、目がくぎづけ。彼の作品も演技も、もっともっと見たかったです。